俺はお前を離したりしない・・・
もう二度と手放したりしない。
あいつにも・・・誰にも・・・
もう、遠慮はしない。





ー翌日ー




真白はまだ寝ているらしく俺は
親父に連絡をした。


「親父か・・・見つけた。
俺の唯一の女」

「真白ちゃんだね?」

「・・・あぁ」

「わかった。煌月には言わないよ・・・
そのかわり守れよ?」

「わかってる」


俺はあいつと同じ間違いはおかさない。
俺の大事な笑顔を奪った
弟と同じ事は・・・絶対にな。


     ピ ン ホ ゚ー ン

ドアを開けると、俺の側近が来ていた。


「帰ってきたんだって?真白ちゃん」

「まぁな・・・で?」

「酷いなぁ~。会わせてよ」

「寝てんだよ。今」

「じゃっ待ってるねぇ!」


勝手に上がり込んできた側近の
松風拓哉・・・一応俺の右腕で
信頼している。


「でぇさ~お前・・・




         何で怒ってんの?」


「お前がいたら真白は怖がんだろ」

「いやぁ~あの冷酷非情の帝王と言われたお前が女を気にするなんて」


あいつは特別だからな・・・
もう見失たくない。