青蝶を包む朱い羽



なんとか宥めていると、
インターホンがなり、画面を見てみると、
どうしてか、凪穂がにこやかに立っていた。


何かいいことでもあったのかな?


躊躇わずにドアを開けてみると、
今度は不機嫌になりながら、指をさされた。


「ちょっと真白?どうして着替えてないの?」

「え?」


何のことわからない私は頭の上に?が並んでいた。


「まさか、聞いてないの?」

「えっと・・・なんのことやら」


そういうと、もっと怒った様子の凪穂は
中に入ってきて莉月のことを
探していた。

なんとか陽希が説明してくれたおかげで静まってはくれたけど
今度は、悪寒の笑みを浮かべ、
2人をにらんでいた。