どうすれば・・・いいのか


わからない


自分の気持ちは わかって


いるのに


学校を出て 駅に向かう


少しだけ 肌寒く感じた


やっぱり薄着はまだ早かったかな?


一応 ベストは着ているけど


少しだけ冷えた


「寒いのか?」


洋樹君は そう言いながら


着ていたカーディガンを脱いで


私の肩に乗せた


「大丈夫だよ ベスト着てるし


洋樹君の方が寒いんじゃ・・・」


「俺は平気だよ


昔からちょっと暑がりなんだ」


「でも・・・」


「理菜が風邪引いたら


俺が困るんだよ・・・」


ドキン


耳元で囁くように


そう言われた


ドキン ドキン・・・


身体が 少し熱い