私を好きって本当ですか?

窓の外を見ると


たくさんの流れ星が


降っているように見える


「・・・洋樹君」


私は 洋樹君の方を振り返る


ドキン ドキン・・・


今更って思うかもしれない


だけど・・・想いが届くなら


「理菜?」


ドキン ドキン・・・


ドキドキがうるさくて


聞こえちゃいそうなぐらいだった


「・・・好きです」


少し小さい声で言った


すると 流れ星は消えていた


もう・・・消えちゃったんだ


きっと 洋樹君には


聞こえなかったよね?


なんか まだドキドキ言ってる


「あの・・・腕」


「ああ・・・ごめん」


洋樹君は 私の腕を離した


何か・・・話さなきゃ


「流れ星・・・キレイだったね!」


わざと明るく言った


「ああ・・・そうだな」


私の想いは・・・届いてない?


「さっき・・・好きって


聞こえたんだけど」


ドキン