ぎゅ


突然 洋樹君に抱き締められた


「ごめん・・・ちょっと


考え事してて


別に理菜の事 避けてた訳じゃないから」


ドキン ドキン・・・


すると 洋樹君は私の肩を押した


「・・・ちょっと 健吾に嫉妬した」


「え?」


思わず目を見開く


「理菜と健吾さ・・・


よく一緒に居たから


それで 友達があの2人付き合ってるのかって


言ってたから」


「・・・違うよ! 健吾君とは


家が近くて たまに遊んだり


一緒に宿題とかしてたけど


でも 付き合ってないよ!?」


小学生の時は 家が近くて


一緒に遊んだり


宿題したりしていた


「・・・そっか ならいいんだ


電車 なくなるとやばいから


早く駅に行こう?」


「あ・・・うん」


私と洋樹君は 駅まで急いだ