私を好きって本当ですか?

自分でも わかってる


顔が赤いって・・・


「顔・・・赤いけど


熱でもある?」


そう言いながら 洋樹君が


近付いて来た


ドキン ドキン・・・


「そ・・・そんな事ないよ」


「そうかな?」


やめて・・・それ以上


近付いたら 心臓が・・・


思わず目を瞑った


洋樹君の手が 私の前髪を軽く上げる


すると 額に何が当たったのがわかった


そっと目を開けて見ると


目の前には 洋樹君が居た


「あ・・・あの」


「・・・熱はないな」


ドキン ドキン・・・


洋樹君に聞こえてしまいそうなぐらい


ドキドキがうるさい


「・・・俺 先に教室戻るから」


そう言って 私から離れた