私を好きって本当ですか?

いつも通りにしなきゃ


「洋樹君は・・・何してるの?」


少し冷静になりながら


そう聞いた


「・・・俺も買い物」


「そっか」


ドキン ドキン・・・


こんな時 どうすれば


いいのかな?


「あのさ・・・今から


時間ある?」


「え?」


突然 洋樹君が聞いて来た


「ちょっとさ・・・


付き合って欲しいんだけど


用事とかあるなら


別だけどさ」


「大丈夫・・・」


ぎゅ


洋樹君が私の手を握って来た


ドキン


「少し歩くけど・・・


平気?」


「あ・・・うん」


私は そのまま洋樹君に


手を引かれて歩き出した