洋樹君・・・モテるんだ


当たり前か


なんか 嫌な気持ちになった


私は いつまで洋樹君に


告白の返事を待たせているの?


言っちゃえば楽なのかも


しれない・・・


だけど・・・同時に怖かった


ガラ


誰かが入って来たのがわかった


先生・・・かな?


シャ


ベッドのカーテンが開いた


「理菜・・・具合どうだ?」


そう言いながら 入って来たのは


洋樹君だった


ドキン


また・・・ドキドキする


「少しは・・・楽になったよ?」


布団に潜りながら 応える


きっと 私の顔赤いはず・・・


「そっか・・・無理すんなよ?」


こんなんじゃ・・・ダメなのに


なんか 泣きたくなってしまう


そんな気がした