トイレからの溺愛警報!!〜そんな可愛い顔すんなって!〜

そんな私を無視するように、
龍之介は言葉を続ける。


「柚ちゃーん。なんで怒ってんのー?」

「……あんたが最低だから。」


そう言えば、
龍之介は、苦笑いしながら、

「泣きそうな顔なのは?」 って。


泣きそう……?
私が……?



「あんたが……」


言葉につまれば、


「……簡単に他にいくから?」

と、
問いかけられた。


「……。」


龍之介が、
他にいく……?