体の前で縛ればドアを開ける事はできる。


だけど縛られている分抵抗ができなくなり、相手を傷つける心配もないというものだった。


「これでいいな」


テーブルの上にロープを用意して、健が言う。


明日の事なのに、なんだか緊張してきた。


「今日は、明日の備えてそれぞれゆっくりすることにしよう」


健の言葉で、みんなそれぞれの部屋に解散することになったのだった。