マミちゃんは男に言われるがままベッドに横になった。


白衣を来た男がマミちゃんに注射を打つ。


するとマミちゃんはすぐに動かなくなった。


眠ってしまったのかと思ったが、それは違った。


白衣の男たちがマミちゃんの服を脱がせ、その腹部にメスを入れたのだ。


「いやっ!」


あたしは声を上げ、顔をそむけた。


しかし、映像は止まらない。


メスで腹部を切り裂き、マミちゃんの健康な臓器を抜き取って行く様子がしっかりと映し出されているのだ。


「子供の臓器売買だ……」


健がそう呟いた。


「冗談だろ……?」


弘明の声も、さすがに震えていた。


自分がふざけてマミちゃんの家の鍵を奪ったがために、こんな事になっていたなんて、思ってもいなかっただろう。


解体されたマミちゃんをうつした後、また画面は切り替わった。


今度は見知らぬ女性が写っている。


小柄で可愛らしい人だ。