そうこうしている間にあたしと健が公園に到着し、サッカーが始まった。
柔らかなボールを蹴って追いかけるあたしたち。
そのほほえましい光景の中、遊具の方にマミちゃんの姿を見つけた。
いつの間に公園内に入ってきていたのか、誰もマミちゃんの存在に気が付かない。
ただ1人、伶香のお母さんは1人でいるマミちゃんを気にかけて、時々話かけたりしている様子だ。
だけど、これはなにも変わらない光景だった。
言い方は悪いかもしれないけれど、日常茶飯事に起こっていた事。
これを怨んでいたとは思えない。
そう思っていると、また画面が切り替わった。
さっきまでと同じ公園内だけれど、弘明と伶香のマミちゃん3人しかいない。
この3人が公園内に残るなんて珍しい光景だ。
と、同時に嫌な予感が胸の中に渦巻くのを感じていた。
次の瞬間、画面上の弘明がマミちゃんの後ろに回り、鞄から何かを奪った。
伶香のお母さんは文庫本に視線を落としていて、3人のやり取りに気が付いていない。
鞄を開けたりはしていないから、鞄の側面につけていた何かだという事だけはわかった。
マミちゃんが慌てはじめる。
しかし小柄で華奢なマミちゃんが弘明からそれを奪い取る事が出来ない。
伶香は弘明の隣で笑っている。
「なにこれ、なにしてたの!?」
「わからないよ、覚えてないもん!」
伶香が左右に首を振って答えた。
だけどその目には涙が浮かんでいるのがわかった。
自分が幼いころにどんなことをしていたのかを突き付けられて、悲しくなっているのかもしれない。
だけど、今は泣いている場合じゃないんだ。
柔らかなボールを蹴って追いかけるあたしたち。
そのほほえましい光景の中、遊具の方にマミちゃんの姿を見つけた。
いつの間に公園内に入ってきていたのか、誰もマミちゃんの存在に気が付かない。
ただ1人、伶香のお母さんは1人でいるマミちゃんを気にかけて、時々話かけたりしている様子だ。
だけど、これはなにも変わらない光景だった。
言い方は悪いかもしれないけれど、日常茶飯事に起こっていた事。
これを怨んでいたとは思えない。
そう思っていると、また画面が切り替わった。
さっきまでと同じ公園内だけれど、弘明と伶香のマミちゃん3人しかいない。
この3人が公園内に残るなんて珍しい光景だ。
と、同時に嫌な予感が胸の中に渦巻くのを感じていた。
次の瞬間、画面上の弘明がマミちゃんの後ろに回り、鞄から何かを奪った。
伶香のお母さんは文庫本に視線を落としていて、3人のやり取りに気が付いていない。
鞄を開けたりはしていないから、鞄の側面につけていた何かだという事だけはわかった。
マミちゃんが慌てはじめる。
しかし小柄で華奢なマミちゃんが弘明からそれを奪い取る事が出来ない。
伶香は弘明の隣で笑っている。
「なにこれ、なにしてたの!?」
「わからないよ、覚えてないもん!」
伶香が左右に首を振って答えた。
だけどその目には涙が浮かんでいるのがわかった。
自分が幼いころにどんなことをしていたのかを突き付けられて、悲しくなっているのかもしれない。
だけど、今は泣いている場合じゃないんだ。



