「と、通りすがりでね。た、たまたまあなたが足を痛めて苦しそうにしてたから…咄嗟に」 彼が鋭い目で見てくるので尻すぼみに私の声は小さくなって俯いていた。 前半はともかく、後輩は事実だ。 心配で考えるより先に体が勝手に動いていた。 恐る恐る顔を上げると。