「杏莉楽しかった?」


「うん!芹那のおかげであれからずっと白馬くんとおしゃべりできて楽しかったよ」


杏莉はご機嫌で鼻歌まで歌ってる。


「芹那は気になる人見つかった?」


「んー、まだわかんないけどみんないい人だったよ。今日来てた人とは全員LINEも交換したしまた遊ぶかもしれない」


「そっか、出会いのきっかけはいつやってくるかもわかんないしね」


「んーねー」


その後、帰路を私は杏莉に白馬の王子様のタイプを教えてあげキャハキャハッ言いながら青春の1ページを刻んでいた。