そのままの君で

家の玄関を開ければカレーの匂い。

「ただいま」

「おかえりー、ご飯すぐできるからね」

カレーの匂いがしたキッチンを通り過ぎ
階段を登って自分の部屋に行く。

「はぁ…」
ずっと我慢していたため息を吐き出す。

カバンの中の朝からずっと
陽の目を見なかったチョコレートを出して机の上に置いた。

ポーチの中からイチゴのアメも出して
その横に並べた。

だから、何だっていうやつ。