そのままの君で

入学式の日に声をかけたのは一点をしばらくじっと見つめていたと思ったら急にニヤニヤと笑い出した女の子を奇妙に思ったからだと後から聞かされた。

顔から火が出るくらい恥ずかしくて
穴があったら入っていた。

「ち、ちがう、違う、ダンス部が」

と、パニクった私は違うとダンス部を
何度も繰り返していてやっぱり、この子変な奴だと思われていた。

そんな変な奴と同じクラスでしかも名字同じで席も隣同士になって正直、どうしようかと思っていたらしい。