安心したような親と医師。

でもそこには彩菜の姿は無かった。
いつまで経っても来てはくれなかった。
学校とかあるもんねとか思いながら待っていた。
数ヶ月後、彩菜が一回だけ来てくれた。

「凛桜。ごめん。今まで来れなくて。」
顔はしっかり見れなかったけど、こうやって来てくれた事に嬉しかった

「うぅん!いいの!こうやって来てくれた事にうれ「あのさ」」遮られた

「もううち、凛桜と友達嫌だ。下半身動かない友達なんて嫌だ。車椅子の友達なんて嫌だ。だから、友達やめるね。バイバイ」

……え。なんで?どうして?これまでにない、怒りと悲しさ、虚しさ、いろんな感情が入り混じって涙が止まらなかった