「本当の本当?」 「誰がそんなしょうもない嘘つくか!!……ほら、電子レンジなったぞ」 湊君はそう言い残してキッチンから出て行った。 本当に大丈夫なのかな。 一抹の心配を覚えつつ、私はご飯をどんぶりに入れてその上に玉ねぎとお肉とダシをかける。 最後に卵を乗せれば完成!! リビングに持っていくと、湊君は椅子に座ってテレビを見ていた。 もう!!まだ髪の毛きちんと乾かしてない!! テーブルの上に牛丼をふたつ置いてからわたしは洗面所へ。 ドライヤーを持ってリビングに戻った。