湊君の頭をぐっと引き寄せ、自分の額と湊君の額を合わせる。 「熱は……無い、かな」 「熱とか無いから!!その前に、お前近い!!」 そう言って湊君は私の肩を掴みぐっと押す。 「おっとっと!!」 私はよろよろと後ろへ下がる。 そんな私の様子を見て、どこか安心したように肩をなでおろす湊君。 ……やっぱり、湊君の顔赤い。 「本当に熱無い?」 「だから無いって」