湊君が帰ってきた!! 玉ねぎを放置してキッチンを飛び出し玄関へ向かう。 玄関には頭からつま先までずぶぬれになった湊君がいた。 「ちょっ、大丈夫!?傘は!?」 「さしてたけど意味なかった」 ていうことはまた雨が強くなっていたの? 全然気が付かなかった。 「ちょっと待ってて。タオルとってくるから!!」 「いや、もう風呂直行するからいい。この状態だったらどんだけ頑張っても廊下濡れるだろ」 それもそうか。