[完結]お試し同居してみたら甘い恋がはじまりました。




ほのかな明かりに照らされる実花の笑顔があまりにも綺麗で。

思わず見とれてしまった。


本当……見た目がいいって得だよな。

どんな場面でも、どんなことしても様になる。



そう思った時だった。



「あーっ、いた――!!」



実花が正面を指さして叫んだ。

俺の鼓膜はびりびり震える。
俺がすぐ横にいるのに叫ぶな……!!



「いたって、何が!!」



実花の声のでかさにつられて、俺も少し声量を大きくして言う。



「ほら、あそこ明かりがポツンってあるからきっと先生いるよ!!良かったぁ、無事に虫に襲われずに帰れそう」



よく目をこらしてみるけど、俺には明かりなんてもの見えない。
……ちなみに、視力は悪い方じゃない。