この主張だけは揺るがせないからな。
「まじでごめん、二條さん……。苦手なら言ってくれてよかったのに」
「いや…私の方こそ気を遣わせてごめんなさい」
気まずい雰囲気でふたり向き合って謝りあう実花と秀の様子を見て、ざわついていた心がようやく平穏を取り戻したみたいだった。
♡♡♡♡
「まったくもう!!湊君は鬼畜です!!」
「実花がお人よしすぎてイライラした」
「別にお人よしじゃないの!!平和主義なだけ!!」
そんな会話をしながら暗い夜道をひたすら歩く。
聞こえるのは虫の鳴き声と俺たちは木の葉を踏む音だけで、他には何の音も聞こえない。
登山の後勉強をし、夕食を食べた。
その後のプログラムはナイトウォーキング。



![[完結]初雪が降る前に~君がくれたもの~](https://www.no-ichigo.jp/img/issuedProduct/10207-124.png)