実花は苦笑しつつ、スプーンを箸に持ち替えて付け合わせのサラダの中に入っているトマト掴んだ。
そしてふと思い出したように口を開く。
「あー、でも肝試しは私も嫌だなぁ」
「幽霊怖い系の女子?」
「そういうわけじゃないけど、夜って虫が出るから。何か変なのに刺されたらいやだなぁ」
そっちか。
なんだか少し拍子抜け。
奈津美だったらここで大きくうなずいて頭を抱えるだろうなぁ。
怖がりで泣き虫で寂しがりやな奈津美と実花は正反対の性格をしてるように思う。
「実花って怖いものとか無いの?」
「怖いものー?あるよ」



![[完結]初雪が降る前に~君がくれたもの~](https://www.no-ichigo.jp/img/issuedProduct/10207-124.png)