[完結]お試し同居してみたら甘い恋がはじまりました。




「立ってる人は自分の席につけー。今から配布するプリントに班のメンバーを書いてください」



席を立っていた人がぞろぞろと自分の席に帰る中、実花はギリギリまで俺の席のそばにいて席に戻る直前に周りに聞こえない小さな声で言った。



「今日はオムライスの予定です」



律儀に、今日の晩御飯の予定報告だった。

俺は席に戻る実花の背中を目で追いながら小さく微笑んだ。



「……みっちゃん、わたしのこと置いて行かないでね」



突然奈津美にそう言われ、その言葉に疑問を覚えた。



「置いて行くなって……置いて行ったところで、お前は絶対俺に付いてくるだろ」



「……ははっ、そうだよね。小さい時からそうだったもんね」



……変なやつ。
突然何を言い出してるんだか。