「みっちゃんだけ実花ちゃんと仲良く話しててズルイ」
「ズルイってお前な……二條と話したいなら自分で話題見つけて話しかけろよ」
少し引っ込み思案なのは高校に入っても変わらなかったか。
奈津美は昔から俺の背中追いかけてたから、交友関係も狭い。
自分から誰かに声をかけるっていうことがまだ恥ずかしいんだと思う。
「……ね、ふたりの関係って何?」
いつも騒がしい秀が声を潜めてそう聞いてきた。
珍しいな。
一応気を遣ってくれてるのか。
「別に隠すような関係じゃない。ただの幼なじみ」
そう言うと秀は笑って「なるほど!!」といつものトーンで言った。



![[完結]初雪が降る前に~君がくれたもの~](https://www.no-ichigo.jp/img/issuedProduct/10207-124.png)