実花?
あいつ男子から引っ張りだこになってるんじゃないか?
そう思って教室を見渡して実花の姿を探す。
実花は仲のいい女子とふたりであたりを見渡していた。
多分、あの二人はまだグループが決まっていない。
……そんな二人のうち、実花をじっと見つめている男子数名。
「声かけるなら早くしないと取られるぞ」
そう言うと秀は光の速さで俺のもとから離れ、実花に声をかけに行った。
あいつ、本当に実花のこと大好きだよな。
1日1回は『二條実花ちゃんまじ可愛い』って言ってくるし。
「わたし、二條さんと話したことないやぁ。あと島北さんとも」
へえ。実花とよく一緒にいる女子の苗字、島北っていうんだ。



![[完結]初雪が降る前に~君がくれたもの~](https://www.no-ichigo.jp/img/issuedProduct/10207-124.png)