「……そして、私は今実花のそばにいてくれている人に感謝しています。私に、この場で実花への気持ちを伝えたら?と誘ってくれたのはそのうちのひとりです」
えっ……?
お母さん、誰かに誘われてここに来ていたの?
驚きで顔をあげた瞬間。
ぐっと長松君が私の顔をのぞき込んできた。
「えっ……長松、君?」
「二條さん。俺もね、二條さんのこと……」
そう、長松君が言葉を発しかけた時だった。
「それに手ぇ出したら許さないからな、長松」
ステージの上から長松君の名前が呼ばれた。
ステージの上に、背筋を伸ばして立っているのは……。



![[完結]初雪が降る前に~君がくれたもの~](https://www.no-ichigo.jp/img/issuedProduct/10207-124.png)