[完結]お試し同居してみたら甘い恋がはじまりました。




「……そして、私は今実花のそばにいてくれている人に感謝しています。私に、この場で実花への気持ちを伝えたら?と誘ってくれたのはそのうちのひとりです」



えっ……?
お母さん、誰かに誘われてここに来ていたの?


驚きで顔をあげた瞬間。

ぐっと長松君が私の顔をのぞき込んできた。



「えっ……長松、君?」


「二條さん。俺もね、二條さんのこと……」



そう、長松君が言葉を発しかけた時だった。



「それに手ぇ出したら許さないからな、長松」



ステージの上から長松君の名前が呼ばれた。

ステージの上に、背筋を伸ばして立っているのは……。