膝丈のベージュの生地に花の刺繍が入ったワンピースを着て、黒いパンプスを履いたお母さん。
周りから「綺麗!!」「あの美人、誰?」という声が聞こえてくる。
それが誇らしくて私は思わず微笑んでしまう。
「エントリーナンバー2番、二條優花といいます」
お母さんが名乗った瞬間辺りがさらにざわついた。
「えっ、二條って……」
私の前に立っている見知らぬ人が私を振り返り小さくつぶやく。
そうなんだよ。
あの美人さんは私の自慢のお母さんなんだよ!!
ここから叫んで自慢したい!!
目立つからしないけど!!
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