[完結]お試し同居してみたら甘い恋がはじまりました。




……あれ。
私の前に保健室に来た人……。


「長松君、どうしたんですか?」


利用者名簿で、私の上に書かれていた名前は長松和(ながまつ のどか)。

隣のクラスの風紀委員の男の子。


彼とは風紀委員が月1ペースで行っているあいさつ運動の時によく会話をしている。

基本的にクラスにふたりいる風紀委員のうちどちらかが裏門でどちらかが正門にいないといけないから、必然的に私と湊君は離れ離れに。


生徒がまだまばらにしか登校しない暇な時間帯はボケッとしてるしかなくて。

そんなボケッとしていた私に声をかけてくれたのが長松君だった。



「ん?あー、彼はガムテープのテープカッターでザックリ右手を切っちゃって」