とってもとっても幸せだよ。
だから、私は湊君を手放せないよ。
ほかの誰かが湊君の彼女になりたいって言ってても湊君だけは譲れないんだよ……。
そんなことを思いながら右手にある包丁をトンッとキャベツに下ろした……はずだった。
「実花!?指!!血!!」
若菜の悲鳴にも似た声でようやく意識が目の前で起きていることに戻ってきた。
「えっ?あっ、ああ!!キャベツが赤くなる!!」
慌てて左手をあげ、右手でまな板をテーブルの真ん中の方へ押してキャベツ隔離。
すでに血がついちゃってる数枚は、申し訳ないけどゴミ箱行きだな……。
「バカ!!包丁握ってる時にボケっとするな!!」



![[完結]初雪が降る前に~君がくれたもの~](https://www.no-ichigo.jp/img/issuedProduct/10207-124.png)