「ありがとう?」
「なんで疑問形?」
ふたりして首を傾げていると湊君は秀君の後頭部をガシッと掴んでまな板の方に視線を向かせた。
「お前は包丁の使い方よく見てろ!!お前、いつか指切りそうで怖いんだよ!!」
「小学校で習ったから出来るし!!猫の手だろ!?」
「出来てないから言ってるんだよ!!」
ふたりの会話に笑っていると、後ろのテーブルでたこ焼きを作っている女の子たちの会話が聞こえてきた。
「伊塚君って料理出来るんだー!!見た目良くてハイスペックとかやばいよね」
「んね!!彼女とかになれたら幸せなんだろうなー」
その言葉にビクリと肩が跳ねた。



![[完結]初雪が降る前に~君がくれたもの~](https://www.no-ichigo.jp/img/issuedProduct/10207-124.png)