家主の娘特権発動しちゃった。 「……寮って、自炊寮だったのか?」 「部屋ごとにグループ作って、週交代で作ってた」 おかげで私は目分量でも普通に美味しいご飯が作れるようになったんだ。 湊君は「なるほど」と呟いたっきり、何も言わずにもくもくとご飯を食べた。 湊君がご飯を食べ終わったのはジャスト6時30分。 ……これもきっと、マイルールなんだろうなぁ。 「本当に湊君って、色々細かいよね。ストイックすぎて疲れそう」 「ギリギリの生活して神経すり減らすよりよっぽどストレスレスだろ」