「湊君は美男だけど私は美女じゃないよ」 そう言うと、斎藤君は勢いよく立ち上がりよく響く大きな声で私に向かって言ってきた。 「いや、どこからどう見ても美女だろ!!」 斎藤君の剣幕に目が点。 私は…なんて返事をしたらいいのかな。 こんなに力説してもらったら、もうさすがに『違うよ』って言って突っぱねることは出来ない。 謙遜も出来ないし……。 素直にお礼を言っておくべき? 「あ、ありがとう……」 「分かったらそれでいい!!」 そう言って斎藤君は床に座り直した。