♡♡♡♡ 「……信じられん」 どこか不服そうに箸を動かしながら呟いた湊君に向かって私はドヤ顔。 「魚の煮付けは、調味料目分量でも美味しく出来るんだよ」 「俺のポリシーに反してる」 じゃあ食べなくてもいいよ。 なんて言ったら本当に食べなくなりそうだから言わないでおく。 それにしても……本当にこの人は細かい。 『6時ぴったりに夕飯を食べ始める』なんて言い出すもんだから私は慌てて買い物に出かけた。