地面を蹴り、私はふたりに背を向けて走り出した。 「実花!!」 湊君の声が私の名前を呼ぶけど振り返ることなんて出来ない。 こんな私、見られたくない!! ……だって、最低だよ。 付き合っちゃダメなんて、私が口出ししていいことじゃない。 奈津美ちゃんは湊君が好きで。 湊君が奈津美ちゃんを好きだったら、ふたりは付き合わないと。 付き合って、たくさん笑ってたくさん幸せにならないと。 頭では分かっているのに。 どうして感情が先走ってしまったの。