スカートの裾をギュッと握りしめていると、奈津美ちゃんが言った。
決定的な言葉を。
昨日私がごまかしてしまった言葉をオブラートに包むことも、ごまかすこともせずにはっきりと。
「……みっちゃっ…好きっ……ずっと、好きだったの……!!だからっ実花ちゃんがうらやましくてっ…嫉妬しちゃって……っ」
その言葉を聞いた湊君は奈津美ちゃんと視線を合わせるように地面にしゃがんだ。
そして奈津美ちゃんの手首を掴んで顔を覆う手をはがす。
「……泣き虫。お前今、ひっどい顔してる」
そう言って小さく笑う湊君につられるようにして奈津美ちゃんも小さくはにかむ。
そして言った。
泣きながら笑ってまっすぐ湊君を見つめながら……。
「みっちゃん…わたしと、付き合ってください」



![[完結]初雪が降る前に~君がくれたもの~](https://www.no-ichigo.jp/img/issuedProduct/10207-124.png)