「あー、可愛いっ!!実花は自信もって大丈夫!!可愛いし優しいし穏やかだし!!」 「いや、それは奈津美ちゃんにも言えることじゃ……」 「みーか!!一緒にいた時間なんて関係ないよ。ふたりが幼なじみっていうだけで実花が寂しく思う必要なんてないの!!」 私を励ますように明るく笑う若菜。 その笑顔のおかげで心にかかっていた靄が晴れた。 「ん。ありがと!!」 「よーし!!じゃあ教室にいる3人の分も飲み物買って戻ろう」 「うん!!」 私は自分のいちごミルクと、湊君のための無糖紅茶を。