それだけ言った湊君は目を閉じた。 ……長いまつげ。 本当、うらやましいくらい綺麗な顔してる。 私は少しだけ迷ったのち、私の肩にあずけられている湊君の頭に自分の頭を寄せた。 肩こりそう。 でも、肩に乗る重みとぬくもりが愛しい。 やっぱりこれは紛れもなく、恋だ。 あー…とんでもない人を好きになっちゃったなぁ。 私と正反対で、かなり几帳面かつストイック。 整いすぎた容姿が人目を引く、人気者。