[完結]お試し同居してみたら甘い恋がはじまりました。




「この雨と風の音聞いたら台風過ぎてないことくらい分かるだろ」



携帯をいじりつつ、機嫌悪そうにそう言う湊君がリビングに入ってきた。

そして携帯をいじっていた指を止め、私に画面を見せてくる。



「自転車並みの速度だってさ。昼過ぎまでは警報解除されないらしい」



湊君が私に見せてきたのは天気図。
その下に台風についての解説文が書かれている。


……それよりも気になるのは。



「……湊君、機嫌悪い?」


「いつも5時30分に起きてるのを30分も早く叩き起こされたからな。大体、俺は体調悪いとかそういうのがなければ目覚まし時計とかなくても時間ピッタリに起きれるから寝過ごす心配なんかないんだけど」