この家でひとりぼっちじゃないからだ。 「泣いてるのに痛くないわけないだろ!!ちょっと待ってろ、湿布とか買って……」 「待って、行かないで!!」 立ち上がろうとした湊君に私は必死で抱き付く。 絶対行かせない。 絶対外に出させない。 絶対、絶対……私はもう誰かを失いたくない。 「み、か……?」 とまどいの声をあげる湊君。 それでも私は湊君を離さない。