ドンドンドンッと割とすごい音が響いた。
でも階段の3分の2はすでにきちんと降りていたからまだ良かった。
そこまで大きなケガはしていない。
でも、階段に何度か打ち付けられた腰がかなり痛い。
階段の下に座り込み、グッと唇を噛みしめて零れ落ちそうになる涙をこらえていると、階段の上から声をかけられた。
「実花か!?」
慌ただしく階段をかけおりてきてくれた湊君。
パチンッと階段を下り切ったところにある壁に付けてあるスイッチを入れると階段と廊下の電気がついた。
突然の明るさに目がくらむ。
「実花、大丈夫か!?」



![[完結]初雪が降る前に~君がくれたもの~](https://www.no-ichigo.jp/img/issuedProduct/10207-124.png)