ひょこっ。 ちょうどそのタイミングで、向かいのベッドの柵から何かが出てきたのが視界に入った。 ……ん? そこに焦点が合ってなかった私は、少し遅れてその‟何か″に視線を向ける。 柵の上から出てきたのは、女の子の顔だった。 その子はずっとこっちを見てたみたいで、私と目が合う。 そのまま、数秒間見つめ合っていると。 「おはよう!」 女の子は笑顔になってあいさつしてくれた。