そうして美術部にもすっかりなじんできた、11月のある日。 私と良平はいつものように花奈の家に遊びに行く予定だった。 帰りのホームルームが終わると、私は廊下で良平が来るのを待ってた。 そして数分後。 「ごめん花代、俺今日用事できて行けないや」 良平がいつもより遅れて来たと思ったらそう告げてきた。 放課後良平に用事があることは珍しい。 でもまぁ、そんな日もあるか。 「分かった。じゃあ今日は私1人で行くね」 私は特に何とも思わず、そう言って良平と別れた。