私は愛と闇の間で揺れる(仮)

コンコン


「西園さん。皆が帰ってきたのでご飯にするけど…」


宮原さんがドアの前で聞く


「わかった。今行く」


私は部屋の中を見られないようにドアに鍵をかけ、宮原さんと廊下を歩く


「この寮では役割があって、西園さんには朝食の用意をお願いしてもいいかな?」


「えぇ。」


宮原さんはありがとうと言いながらリビングのドアを開ける


「西園さん、連れてきたよ」


中には5人の男の子がいた


「この子が庶務をしてくれる子?」


茶髪の男の子が宮原さんに聞く


「そうだよ!西園さん、このチャラそうなのが佐野蓮くんで会計だよ。」


「よろしくね〜」


佐野くんはチャラけた感じで手をひらひらとふる