PM4:00 in寮


「えっ!夜遅くなるの?」


「うん。ごめん。」


「そっか、明日とかは?」


「ごめん、毎日遅くなる」


華は私の言葉に頬を膨らませて怒る



「もう!夕飯一緒に食べたかったのに!」


寮に帰ってから出かけると華に伝えた


晩御飯はいらないというと、夕飯担当の華に怒られている


「なんか用事があるのか?」


ソファーで本を読んでる愁が聞いてくる


「うん、剣道の稽古に」


「でもお前、関西に住んでたんだろ?」


パソコンをしてた陽斗が不思議そうに聞く


「叔父の知り合いが稽古つけてくれるらしいの。」


「藍雪の叔父さんは何してるの?」


華は首を傾げる


「…警視庁の警視総監だけど」


皆んなの間に沈黙が流れる


「…ハァ⁉︎嘘だろ!」


昴が最初に声を上げる


「警視総監っていえば、警視庁の中でも1番上に立つ者ですよね」


冷静な裕也も目を見開く