そして、芹沢さんから受け取ったノートを写そうとしてペンを出した時、芹沢さんが不思議そうに口を開いた。
「あれ? そういえば、朱里ちゃんは…?」
ドキッ、
「一緒って、相沢くん言ってたけど……?」
どう、しよう……。
「……ああ、朱里なら早退したよ
多分サボりだから安心して」
私は、口から出た言葉に、少し安心してしまう。
ああ、ほんとに自分って馬鹿だ。
「……あ、あと、相沢くんが、美月ちゃん戻ってきたらこれって……はいっ」
そう言って、芹沢さんから渡されたのは、コンビニの袋。
「どこでこんなに買ってきたんだろ……ねっ」
私は、それを受け取ると中身を見て、固まる。
ねえ、どうして
どうしてこんなに私の好物ばっかり入っているの?
「……ごめんっ、ちょっと行ってくる」
「えっ? でももうじき授業……!」
私は芹沢さんの言葉を無視して、保健室まで走り出す。



