ご飯を食べ終えてから、午後の授業を受けてから私たちは掃除をしていた。
朱里は相変わらず男子と楽しそうに話しながら掃除をしている。私はその姿を見てため息をついてから芹沢さんの近くに行った。
芹沢さんは丁度ゴミ袋を結んでる時で、私はそのゴミ袋を受け取った。
「私が持って行くよ」
「え? あ、ありがとう…!」
いつも真面目に掃除してる芹沢さん。
私は微笑むとゴミ袋を持って廊下に出た。
歩いていると、後ろから肩を叩かれた。私はびっくりして後ろを振り向く。
「中谷さん、ごみ捨て?」
そこには澤田くんがいて、私のゴミ袋を指さしていた。
「うん〜、澤田くんも?」
「押し付けられてさ〜」
なんて、そんな会話をしながら私たちは歩いて行った。
ゴミを捨てて、さっき来た道を戻ってると、前から男子が走ってきた。
「わ……っ、」
グイッと肩を抱き寄せられ顔を上げるとすぐ近くに澤田くんの顔がある。



