その後男子が暴れてゴミをひっくり返したせいで、掃除は長くなった。
「……あんた達、もういい加減にしてよ」
「はい……。すいませんでした」
私が昇降口で怒ってから、解散だ。
もう外は真っ暗。
私は、はあ、とため息をついた。
お父さんにメールをしてから、少しプラプラと駅の方から帰っていると争う声が聞こえた。
「しつこいんだけどおっ」
「はあ? 俺と付き合わないってどういうこと?」
「意味わかんないっ、あんたなんか遊びだって言ってたよねえ?」
この声、この喋り方。
私は声のする方へ駆け寄っていくと、駅の周りを歩いてる人は不快そうに見ている。
「………っ、ふざけんなこのブス…」
そう言って男が手を上にあげた瞬間、私は、咄嗟にその女の子の前に出ていた。
バチンっと音だけでも痛みがわかるような痛さ。私は我慢してその男を見る。
「……女に手、出すとか最低じゃないの?」
「なっ……、し、知らねーよ!」
そう言うと男子は慌てて、走って逃げてしまった。私が後ろをむこうとしたらギュッと腕を掴まれて走る。
「……えっ、?」
走って私を公園のベンチに座らせると、走ってどこかへ行ってしまった。
………え、なん、なの?



