もう1度、あの恋を






「嬉しい……っ、こんな私なんか頼ってくれてありがとう…!」



そして、泣いてしまう芹沢さん。


周りはびっくりして私たちに近寄ってくる。




「おいおい、中谷怖いんだよお前~」

「美月何したのさ~?」



なんて、からかってくるから、芹沢さんは申し訳なさそうにして私を見てくる。




そんな姿に、私は、クスリと笑った。







ずっとこんなのをのぞんでいた。







「……よし、食べよっか」




私は、そう言うとお弁当の中のブロッコリーを口にした。