でも、さすがにそれは可哀想 向き合ってくれば良かったのに 私は、放課後になると、いつものように朱里と一緒に帰っていた。 夕焼けが綺麗な帰り道 私は、ふと立ち止まり、朱里を見た 「なぁに~?」 そう言ってニコッと微笑む朱里に、私は、ゆっくりと、口を開いた。 「………田中くんのこと、なんで避けたの?」